半信半疑さんへ
テンポラリーランナー(TR)は攻守交替の時間短縮の為のルールだと理解していただきたいです。捕手出身の審判員としては、攻守交替の準備投球が1分以内とルールブックに書いてある事の方が無理があると感じます。ランナーに出ていてチェンジになってから1分以内で防具をつけて準備投球を受ける。普通に考えて無理です。
ルールブックには1分を越えたら「残り1球」と制限することができる。とも明記されています。捕手としては投手の球も捕けず、先頭打者のデータも見ずに守備に着く方が戦術的に不利に感じます。
TRでベンチに戻ることが出来れば投手と会話もでき相手の打線のデータも確認できる。更に試合から退いたことにならない。捕手にとってはメリットだらけのルールです。
TRは捕手の為のルールであって、走者や攻撃のためのルールでは無いと理解して欲しいです。
ソフトボールはサヨナラゲーム以外は最後に守備に着かなければなりません。
捕手が落ち着いて最後の守りに着けることは、監督の戦術以上に大事な事だと思います。
ちなみに以前試合でTRを使ったのに無駄にダラダラしてるチームに「残り1球」
をコールした事が何度かあります。(ルールですから)
最後に、TRは時間短縮の為の特別なルールですから、そのルールの範囲内で
戦術を練ってください。