先日の小学生の試合で以下のような状況がありました。
無死、走者なしで、右打者がほぼ真上の一塁線上にフライを上げました。捕手が素早く飛び出して捕球準備に入ろうとしたところに打者走者がぶつかり、結局捕手は捕球できず、ボールはフェアゾーンに落ちた後ファールになりました。
守備側のベンチからは「守備妨害」との声が上がり、球審は一塁審と軽く何かを確認した後、ファールとの判定になりました。
ルールブック8-2項8には「打者走者が打球を処理しようとしている野手の守備を妨害したり、送球を故意に妨害したとき」は「ボールデッドで打者走者アウト」とあります。
今回の状況は明らかにこれに当たると思いますが、守備妨害にならない条件があるのでしょうか?
この場合明らかにキャッチャーが補給できるものを打者走者が妨害したと判断できるのであればボールデッドで打者走者アウトが正しいと思います。
「打球を処理しようとしている野手」と認められない野手に打者走者がぶつかっても守備妨害とはしない、とも読めますね。
当該捕手が飛球体制(打球を処理しようとしている)と見たのは、目指せ審判様の判断。審判員がそのように判断しなかったので打者走者をアウトにしなかったのでは。
本日テレビで富士ゼロックスカップの決勝戦が放映されてました。解説者が「毎年この試合がその年の反則行為をとる判断基準となるので現役時代も注視していた。」と言ってました。
ソフトボールも審判員個々の主観ではなく、どの程度が妨害行為となるのかという判断基準があるのではと思います。つまり妨害行為となるか否かの線引きです。その線は協会が示す=基準です。
その基準で判断したのであれば、守備妨害行為の条件にならない時点での衝突となり当該審判員の判断は正しいのでは、と思います。
No111で妨害行為の「基準」と書きましたが、
No91高校監督様の「攻撃側が球を捕球」では
高校監督様・ノラネコ様が守備妨害とのご意見
副審席様・まだまだ三種様が守備妨害とせずとのご意見、
に別れました。過去のご投稿を読ませていただくとこれらの方々はルールに詳しくかつご研究されておられる有資格者です。これらの方々が真反対のご解釈。プレーヤーとしては戸惑ってしまいます。
守備妨害でも走塁妨害でもそれぞれの行為を妨害とする基本的な考え方を統一し、それに基づいて個々のプレーを評価(妨害とすべきか否か)していただきたいと思います。
再燃させるようですが、No91の例ではどちらかはっきりすべきです。日本協会の判断を協会に顔の利く方にお聞きいただければと思います。